幸福な結末。
角膜移植をした女性ヴァレリーの目にだけ映る(幽霊のように)一人の男性は、提供者の恋人で。
ヴァレリーは、この男性と提供者がどれほどの結び付きなのかを知りたくて色々と動いて話は進んでゆくのです。
って、いつもながら話を簡潔にまとめるのがとても不得手です。(苦笑)
辻さんのお話は、すごく好きという訳ではないのに新刊が出ると大抵目を通してしまいます。
特にここ数年は。
初期は、あまりに重く救いようのないイメージだったのですが、やはり最近の大きな転機が影響を及ぼしたのでしょうね。
光の見える。お話になっている気がします。
全体的に通して読むと、やや苦行の様な辛さ*1がある事はあるのだけれども…。
ある部分が強烈に残ってしまう。*2
そんな作家さんかも。*3